大石田町で12月に行われる町長選、現在立候補を予定しているのは2名、現職で2期目を目指す阿部町長、3度目の挑戦になる町議の常盤君。ほぼ前会と同じ対戦になるだろう。お互いに選挙に向け始動し、選挙公約の一部が見え始めた。
それによると、現職の阿部町長は報酬50%カットを打ち出し、対する常盤君は町長になったら退職金をもらわない、また助役、教育長の退職金もなくしていきたいと言い出した。これらがお互いの選挙公約の一つになるのである。おかしいとは思わないのだろうか。
検証してみたい。 まず現職の阿部町長の報酬50%カットについて、実際現在20%のカットを行っているので、法的にも出来ないことではない。しかし、ならば何故現職の今しないのか、財政が大変だから50%カットするというのであればもっと早くに出来たはず、
選挙に勝つためというのはあまりにも浅ましい戦略である。実際、最近の選挙では鮭川村、最上町、南陽市で報酬50%カットを打ち出し、鮭川村の元木氏だけが当選した。当選はしたものの、他町村に与える影響は大きく、町村会でも元木村長は相手にされていないと聞く。
一方常盤君が掲げた退職金を受け取らない、あるいは廃止する。そして助役と教育長の分もなしにするという公約は、現時点では出来ないことである。なぜなら、町では県の退職共済なるものに加盟しており、掛金を掛けることにより少ない予算で退職者に退職金を支払っている。
県内で加入していないのは、5市で、残りの他市町村は全部加入しているとのことである。この制度は全職員が対象となっており、町長など特別職も同じなので、町長、助役、教育長だけもらわないと言うことは出来ない。また、それでももらわないと言っても、返上は寄付行為にあたり、法的に受け入れられない。
出来るとすれば、退職共済なるものから脱退するしかない。しかし、いままで利用して支払った退職金などを考えれば、今脱退するには3億程度支払いをしないと脱退はできないそうで、結局現実的に無理だと言うことである。
どこまで調べて言い出したかはわからないが、たんなるパホーマンスなら町民を欺くことになるし、もし、無理だとわかっていながら公約のひとつに上げたのだとしたら許せるものではない。
そもそも選挙で報酬をカットするとか、退職金をもらわないなどと言うことを争点にすること事態おかしい。それなら無報酬でする人が出たらその人にさせるのかと言うことになる。そうではなく、我々が選ぶ時はその人物と訴える政策で選ぶものである。このままではお互いにパホーマンス合戦になってしまうような気がするのは私だけであろうか。
本当に大石田町に住む我々住民のためになる人を選びたいが、今後どんな選挙戦になっていくのか、結果が出るまで残すところ49日、きっちりとした正当な政策論争をやってもらいたいものだ。
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